引き分けはファンが望む結果ではなく、誰もが決定的勝利を求めていることは明らかだ。そこでバラダは最終目標を設定した。この品物を先に手に入れた者が、泥棒イベントの勝者として称えられるというのだ。だが、それは簡単には手に入らない代物だ。なんとダック・ドラガスのチャンピオンベルトなのだ!新たに立ちはだかった恐るべき難関もまったく気にせず、グリッキンとウトゥーニはダックのオフィスへと急いだ。
次にダックのオフィスで何が起こったかについては、不明な点がある。噂によると、グリッキンはオフィスの壁をよじ登って窓から侵入した。一方でウトゥーニは手っ取り早く扉の鍵をこじ開けることにした。噂によると、両者はベルトを一目見て走り寄ったが、想定外の事態が起こった。そこにはチャンピオンベルトを着けたままのドラガスが立っていたのだ!クバーズとジャワの兄弟が飛びかかる前に、ドラガスは両者の首根っこをつかみ上げると、アリーナで物がなくなるのはもうたくさんだと怒鳴りつけ、この騒ぎを終わらせないといけない、と言った。彼の考えは、目玉イベントで決着をつけ、勝った方に真のチャンピオンの称号を与えようというものだった。グリッキンとウトゥーニは素直に同意した。おそらく、ふたりが開いた窓の外の空中に吊るされていたせいもあるのだろうが。
『ハンター』ファンの諸君、ようやくこの争いに決着がつくことになりそうだ!誰が勝つのか、続報をお楽しみに!
- アリーナ