だが、この歓迎会は予定通りには進まなかった。演壇に上がったグリッキンは、ジャケットの中に手を突っ込んだ。セキュリティドロイドが彼のもとに駆け付けるよりも早く、手を抜くと… バラダが最近なくしたティアラを、彼女の頭に乗せたのだ!
バラダは珍しく声を上げて笑った。グリッキンにとって幸運なことに、彼は住む場所を見つけられたうえに、クバーズのローグとしてハンターの一員に加わることになったのだ。この器用な指先の持ち主は、初出場する数マッチでどんな活躍を見せてくれるのだろうか。非常に楽しみだ!
- アリーナ